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150314@銀座シグナスと30年・・・ [人生]

名古屋から戻った翌日、銀座でReikajj とのライブを演りました。
Reikajj さんとはこれまで一度だけ銀座のジャズバーでご一緒したことがあったけど、本格的なライブで共演するのは初めて。
彼女も自分を全面的に出し切るライブは久しぶりだと云うことで、幅広い意欲的なプログラムを用意してきました。
「Honeysuckle Rose」「A Cottage For Sale」のような渋いスタンダードから、Patti Austin「Say You Love Me」、Diana Ross「Theme from Mahogany」などブラックコンテンポラリー系の曲、「胸の振り子」も歌詞が良いんだとメニューに加えてました。
そして極めつけは、エラをオマージュした「Mr.Paganini」とアップテンポで演奏する「Air Mail Special」の2曲で、2回ステージとも演奏するくらいの入れこみ様で素晴らしかった。
彼女がボストンでジャズを勉強してる頃、コンテストなんかで他の若いシンガーが歌っていたのを聞いて自分でもチャレンジしたとのこと。
ナタリー・コールやニッキ・ヤノフスキー等の演奏をYouTubeで聞くことが出来ます。

特にこの2曲はバンドも一生懸命でしたが、ブラコンもバッチリな宇山満隆(d)と「Mr. Walking Bass」田野重松がバッチリ支えてくれました。
また、1st 途中から参加のUKO(ts)さんもソウルフルなソロを聞かせてくれました。

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終了後、着替えた後にiPhoneで撮影

1st Set が終わると、客席から僕を手招きして呼んでいる人がいるので行ってみると、「誰だか判る?」って聞かれたので、正直に「判りません」と答えると、TBSで美空ひばりさんの番組を収録した日以来だという塩川さんでした。
二人して「判らないよな」と言って大笑いでした。

当時、赤坂で芸能プロダクションの社長をやっていた塩川さんとは六本木にあった「クレイジーホース」というクラブで知合ったと思います。
フィリピン人のソウルバンドとジャズトリオが交互に演奏する店で、我々のトリオで歌うシンガーのE子(仮名)さんのマネージメントをしていました。
歌が抜群に上手かったE子さんは、その後、演歌歌手としてデビューしましたが、ジャズをあきらめきれない彼女には相当の葛藤があったようです。
それからしばらく経って、僕が新宿歌舞伎町に在ったキャバレーで弾いている時に彼女がショウで入ったことがありましたが、仕事が終わった後、ジャズバーの様な店で朝まで彼女の話を聞いたことを思い出しました。
それから更に数年後、ひばりさんのバンドに入った僕にとって初めてのテレビの仕事がTBSの特番でした。
たしか2日間で録ったような記憶がありますが、その収録の合間かどこかで塩川さんの事務所を訪ねたんだと思います。
今、坂本冬美さんがコンサートで、デビュー前にTBSで収録しているひばりさんをスタジオの隅で聞いたことがある、と言う話をしていて、彼女は今年デビュー29年目ですから、30年ほど前のことでしょうか。

30年は長いようで、でも僕にはあっという間の出来事だったような気がします。


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今年も一年間、ありがとうございました。 [人生]

2014年、充実した一年間でした。
多くの方から応援や好意をいただき、助けていただきました。
これに自分が充分応えられているかどうか判りませんが感謝の気持ちを忘れず、真っ直ぐに歩んで行きたいと思います。

2015年が皆様にとって良い年になりますようお祈りしております。

では、年内最後の演奏に行って参ります。
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これはドイツのチョコレート。
他にオレンジ、コーヒー、フェアトレードのチョコレートをいただきました。
とり野菜みそもたくさん。
ありがとうございます[exclamation]^_^



Yaso [人生]

「Yaso」君は姫路で開業している医者だ。
知合ったのは僕が22歳の頃で、大学を留年したために新入生で入って来た彼と知合いになれた。
僕はその2年後に上京したので、その後しばらくして自然に交流が途絶えた。
その彼から2年半ほど前に突然メールをもらった。
僕がこのブログを書いたりHPを作っているので、ネットで検索して連絡をくれたのだ。
医者としてがむしゃらに働いて来た彼に昔を振返る余裕が出来たのかもしれない。
そんなわけで、30数年ぶりに再会することになり、早速その晩には彼の自宅に泊めてもらい、それからはお世話になりっぱなし、先月の大阪でもいろいろと気遣って頂いた。

こちらは再会したときのことを書いた記事。
http://takashiono.blog.so-net.ne.jp/2011-11-14

彼は今、ジャズオルガンを栢本雅子さんに習っている。
ジャズオルガン道に真剣に取り組んでいるのだ。

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先月、僕がカルテットで出演したジャズオントップで、その翌日に栢本さんのライブがあったのでyaso君に誘われて聞きに行った。
オルガントリオで聞くMonkのHackensack、バラードのPolka Dots And MoonbeamsなどのBop tune がとても新鮮だった。そして Nica's Dreamは圧巻だった。
栢本さんの真摯な気持ちが演奏から聞き取れた。
また、素敵な演奏をするギターの柴田さんがクロマチックハーモニカも演奏するのだが、New York,New York などとても良かった。

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僕も声をかけて頂いて、1曲だけシットインさせていただく。
曲はConfirmation。でもリフを憶えてないのです。
これをやった後、いつもちゃんと憶えなきゃなと思いつつなぜかやらない僕って・・・。

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photo by Y.Kurihara

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photo by Y.Kurihara

30年前にたった2年間の接点しかなかった僕に人懐っこく声をかけてくれる彼は人情家なんだと思う。
そんな彼を慕って毎日たくさんの患者さんが彼の病院に通うのだろう。
医は仁術だから。
そして、yaso君は自分が若い頃に知ったジャズピアニストと自分のMentorである栢本さんを引き合せたかったんだと思う。
学生の頃は、「オイ、ヤソッ!」って言っていたけど、今は言えないねえ。

たまたま関西には、大学に彼と同級で入って来て今は京都でジャズピアニストとして活躍している河野多映もいる。彼女は学生時代は「タレ」と呼ばれていた。
彼女とは10年以上前に再会して、関西に行くとたまに会ってお互いの演奏を聞き合ったりする。
二人とも大切な友人になった。

yaso君はたまにこのブログを覗いているようだから、「先月はお世話になりました。」[わーい(嬉しい顔)]



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荒川さん [人生]

荒川さんとは数年前に、フクさん(田井中福司さん)とのライブを聞きに来てくれた時に初めてお会いした。
場所はまだ亀沢にあった頃のアーリーバードだった。
荒川さんとフクさんは旧知の間柄で、荒川さんが日通の社員としてニューヨークに駐在している時にフクさんと知り合ったそうだ。ジャズ好きの彼は、日本人でありながらニューヨークの錚々たるミュージシャンに引けを取らない演奏をするフクさんと今は亡き彼の奥さんの静子さんにかなり惹かれたようで、僕にもその頃の思い出と彼等の演奏がどれだけ素晴らしかったかという話を楽しそうに話してくれたことがあった。

それ以降、荒川さんは僕のトリオの演奏を度々聞きに来てくれるようになった。
フクさんのその後の来日ツアーでも有名どころとやるライブでなく、敢えて僕とやる時には必ず聞きに来てくれた。
そんな彼が今年の1月のフクさんとのライブに姿を見せなかった。
そして、一昨日に亡くなったことを息子さんから知らされた。

手術で肺の5分の3を失って、呼吸が苦しくなってからは酸素ボンベを手引きカートに積んで現れるようになった。
駅前に移った現在のアーリーバードは狭い階段を3階まで上がらなければならないのだが、そのカートが階段では逆に重荷になるのだ。
そんな思いをしてまで聞きに来てくれた荒川さんだが、まだお元気な頃は僕たちの演奏を録音したり写真を撮ったりしてくれて後で丁寧にCD-Rに焼いて送ってくれたりしたもんだ。
また、何か言ってくれる一言が僕にとって大きな勇気の元になったこともある。

僕がジャムセッションのホストをやっているところでは、「Take The A Train」や「If You Could See Me Now」なんかを歌ってくれた。
そして、ニューヨーク時代も静子さんのトリオをバックに歌ったんだと自慢気に話してくれた。

僕がこのブログを始めるより少し前だったが、荒川さんと同じようにいつも応援してくれていた清水さんという人がやはり病気で亡くなった。
この当時は僕のトリオと僕のかみさんのボーカルの組合せでライブをやっていたが、お客が清水さんだけしか居ないなんてこともあった。
彼はいつも呑んだくれていたけど、カメラが好きで興が乗ると良い写真を撮ってくれた。
僕の1枚きりのCDのジャケットは彼の写真だ。

今年は桜の開花が遅かったから、荒川さんは桜が散るより先に逝ってしまった。
荒川さんが亡くなったことで清水さんのことを思い出して落ち込んでいたら、フクさんから荒川さんのためにも我々は頑張ろうとメールを貰った。
全くその通りですね。

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<石神井公園にて>



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トラウマ [人生]

僕はピアノを練習する時に妙にうっすらと罪悪感を感じることがある。
ピアニストがピアノを練習するのになんで罪悪感?と思うでしょうが、昨日その理由がかつての記憶の中から蘇ってきた。
大学進学を目指していた高校生時代、音大進学をあきらめて普通の国立大学に進学すると方針を切り替えた同じ頃、ジャズに取り憑かれ始めた。
ピアノを習っていた小さい頃に無理を言って買ってもらったピアノがあったので、それでデタラメなジャズ風の演奏を始めたら意外に楽しくて勉強などそっちのけで夢中になっていった。
それで母親から「ピアノばっかり弾いてないでちゃんと勉強しなさい。」と耳タコになるほど言われ続けた。
それが最大の苦痛だった。
昨日の朝、実家で練習していたら母親の機嫌がとても悪い。
「ピアノなんか何時でも弾けろがね。たまに帰ったんじゃけん、庭を綺麗にすることくらい手伝わんかね。」
このトラウマから逃れらる日は来るのだろうか。

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